夏の足音と、剣道部の部室の臭い。高校野球。
その単語から何を連想しますか?
汗くささと香水と教育の弊害
学校で香水をつけていたら怒られます。(僕の学校時代の経験則)
しかし、汗のにおいをまき散らしていても怒られません。(経験そ(ry)
むしろ笑顔で「汗臭いぞ」といじります。しかし、その顔は喜びにあふれています。
泥臭くいることがさも美しいかのように。
なぜでしょうか?
ここには「汗をかく」=「頑張っている」の構図があります。
頑張ることは美しい、えらい、学生らしい。
だから汗をかくことを先生は否定をできない。
僕はこの状態にちょっと危機感をもっています。
高校野球というカモフラージュ
懸命に汗を流す姿を美しいと称える人は多いです。
その代表例が高校野球。
合理性を欠いた、熱中症覚悟の真夏の炎天下でのスポーツ。
滝のように滴る汗をぬぐう姿。
涙を流す様子はテレビを通せば美しいけれども。
教室をともにするのは、隣の席に座るのは遠慮したい。
彼らの汗臭さを体感した人は多いのではないでしょうか。
ドラマティックの裏側には生物学的な現実がある。
必死さと不快
電車の中に中学生男子の団体が乗ってきて、
その車両が汗の臭いにまみれたことがあります。
部活動後なのでしょう。
「お前汗臭いっ」って自分たちで自覚しながらも、その顔は誇らしげ。
申し訳なさのかけらもなく、がやがやと楽しげです。
ここに僕は学校教育の限界を見ます。
この臭いが誇らしく感じるのは運動部経験者の懐古主義者です。
汗のにおいそのものは不快でしかない。僕はたまに頭痛を覚えます。
頑張ることは否定しないけども、
その上で人への気遣いを教えなくていいのでしょうか。
汗臭さを怒る教師をみたことがないのです。存在してたら教えてください。
むしろ生徒が頑張ることが誇らしいかのようにする人もいる。
そもそも教師が臭い場合もある。
無関係の人間にとっては、その人の頑張りには何の価値もなく、知る機会もなく
汗臭いという現状だけで評価される。
この事実を伝えるのはいささか残酷なのでしょうか。
お願いだ。8&4でもシーブリーズでもなんでもいい。
制汗剤をぶちまけろ。カキタンニンの入った石鹸を使ってくれ。
不快な体臭を消してくれ。